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天然水の非加熱処理充填について

 

ヨーロッパでは、安全性が優先され殺菌が原則となっている日本の水と違い、
ナチュラルミネラルウォーターと呼ばれる水は、採水地の水を
そのままボトリングしており、殺菌処理をしてはいけないという決まりがあります。

 

理由の一つとしては、ヨーロッパのミネラルウォーターには、
ペリエやサンペレグリノに代表されるような元々炭酸が含まれている水も多く、
殺菌・加熱する事により水の成分が変わり、本来の水が持つミネラルや
おいしさの元ともいえる酸素や炭酸ガスがなくなってしまうという事があります。
(レストランでも「ガスなし」と言わないと、
普通は炭酸ガス入りのミネラルウォーターが運ばれてきます。)

 

そのかわり、、
・水源があらゆる汚染から完全に隔離、保護された地下水であること
・ミネラル成分や採水時の温度が一定であること
・採水地で直接ボトリングされていること

など、ナチュラルミネラルウォーターとしての基準も厳しく定められています。
また採水地の周辺には、水質源が汚染されないように、
ゴルフ場や農地・牧場などを造る事も禁じられています。

 

ヨーロッパとは違い、日本では源泉が良質と云われる
「ナチュラルミネラルウォーター」でも、
「濾過・加熱殺菌」などによる除菌・殺菌方法が義務付けられています。
除菌・殺菌方法としては、高温瞬間殺菌(加熱殺菌)・他の加熱殺菌・ろ過・
フィルターによる除菌・オゾン殺菌などの方法が取られますが、
非加熱処理の水の方がおいしいという方も多いです。
理由としては、加熱することで菌は死滅してしまいますが、
酸素と炭酸ガスが抜けてしまい、水のうまみを示す溶存酸素が少なくなるからです。

 

生産業者にとっては、非加熱処理充填は生産管理が非常に難しく、
生産コストが余分にかかってしまうというデメリットもあります。
また、原水が病原微生物や有害な雑菌に汚染されてなく、
加熱処理する必要がないほど原水が高品質でないと、
非加熱処理充填が認められないという難しさもあります。
反対に言えば、非加熱処理で充填されたミネラルウォーターは、
自然のミネラル成分がたっぷりと溶け込んだ上質で美味しい水であるという事です。